PBRをみて割安銘柄をさがそう♪
こんばんわ! らぼおです。
昨日は、「PER」について書いたので、
今回は、PER同様に「株価の割安度」を読むためのファンダメンタルズ指標の一つである
「PBR」について書いてみます♪
先に言ってしまうと、PBRとは「Price Book-value Ratio」の略で、
日本語では「株価純資産倍率」というそうです。
PER同様、日本語にしても分かりずらいのですね。
ざっくりいうと、
『1倍以下なら割安!!!』
と、まず公式のように覚えるのも一つかもしれません。
意味を知っておくのは大事ですが、
実際に四季報とかネットで割安銘柄を探すときに、
PBRの欄を見て、(例えば下記のソニーだと・・・)
赤い四角で囲ってある「2.66」とあります。
つまり、PBRだけ読むと、現時点で
ソニーは割安ではないといえるわけです。
こんな風に、『1倍以下なら割安!!!』とだけ覚えておけば
例えばPBRが2以上は捨てようと決めて、
数ある銘柄の中から、さっさと次の割安銘柄を探せますね♪
では、何故『1倍以下なら割安!!!』なのかを
みていきましょう。
まず、PBRとは何かをもう一度改めていいますと、
「一株当たりの純資産の何倍の値段がつけられているか?」
を表しています。
式で書くと
PBR = 株価 / 一株純資産
です。
一株純資産て何?と思いますよね。
一株純資産は、その企業の「純資産」を「発行株数」で割ったものです。
そのままなのですが、言い換えると
「一株当たりの純資産」のことです。
純資産て何?という方もいらっしゃると思いますので、
それに関しましてはまたの機会に、貸借対象表とからめまして
説明させてくださいm(__)m♪
ここでは、ざっくり、「会社の貯金」のことという認識で問題ないかと思います。
すぐに、現金として取り出せるお金のことです。
たとえば、ある会社が倒産したとします。
その時の「純資産」が1000万円あったとします。
また、発行株数が「1000枚」だったとすると、
会社は倒産してしまったけど、今残ってる純資産1000万円を
株主で分け合えることに基本的にはなります。
なので、1人一株持ってるとすると、
1人につき
一株純資産 = 1000万円(純資産) / 1000枚(発行株数)
= 1万円
が残ることになります。
この「1万円」が「一株純資産」です。
つまり、このとき株価が「10000円」だったとすると、
PBR = 10000円(株価) / 10000円(一株純資産)
= 1
となり、適正な価格であるといえます。
一方、たとえば株価が「20000円」だったとすると、
PBR = 20000円(株価) / 10000円(一株純資産)
= 2
となり、「少し割高かなあ」と判断できます。
更にもう一方、たとえば株価が「5000円」だったとすると、
PBR = 5000円(株価) / 10000円(一株純資産)
= 0.5
となり(実際には0.5はほぼ見かけませんが)、
「割安やん!!」ということで、「買う」という判断につながります。
以上、もう少し分かりやすく説明できればよかったかもしれませんが、
今回は「PBR」の意味とざっくりな使い方を説明しました。
まあ、意味はそんな分かってなくても、無数の銘柄を四季報などでみて、
『1倍以下なら割安!!!』という感覚を掴むほうが大事だと思いますので、
四季報もしくはネットとかで、大量にPBRを確認する作業をするのがオススメです♪
最後にもう一度復習ですが、
銘柄を探す際の指標として、ファンダメンタルズ的に「割安の銘柄が良い!」
と思った際に、使用する指標は
①PER お金を稼ぐ力があるのかな?
②PBR 貯金たくさんもってるかな?
というのを見ていくことになります。
意味はネットとかにたくさん載ってるので、
「使い方」と「使った経験」を増やしていくと良いかと思います。
今回もお時間いただき、ありがとうございました。
以上